いこのひびつれづれ。

好きなことを好きな時に書きたいだけ。

瞑狼黒鴨

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結局「鴨」という言葉は序盤に出たけど、何故「鴨」かは作中では分からないままな気が。

芹沢さん出ないのにねえ。

で、調べたら、中村半次郎桐野利秋)の雅号「鴨瞑」から来てるんですね。

恐らくですが。

確かにメインに近かったし彼。

 

さて、連休最終日は、「瞑るおおかみ黒き鴨」大阪公演を見に行って来ました。

去年見に行って来た白虎隊の舞台「もののふ白き虎」の続編、でいいのかな、シリーズ2作目です。

 

前作の話はこちら。

 武士白虎 - いこのひびつれづれ。

 

前回は白虎隊の青春と悲劇の物語でしたが、今回の主役は前回から続投の斎藤一

西南戦争戊辰戦争について、薩摩(正確には熊本)と会津を時間軸も場所も行ったり来たりしながら語られていきます。

前回は名前は出ていても役として登場がなかった薩長のキャラも多数登場しています。

明治組の軍服(でいいのか)が逐一かっこいいので、制服萌えとしては堪らなかったのですが、それはまあさておき。

 

前回は、白虎隊の青春していた(できていた)頃の輝きと、会津戦争でどのように勇ましく散っていったかを、キャラクター1人1人を丁寧に掘り下げて描いた、言わばキャラ中心だった話に対し、今回はちょっとそういう意味では軸足が違っていました。

無論、今回もキャラの掘り下げがあるにはありますが、西郷隆盛たちと明治政府、新政府軍と旧幕府軍という対立構造があり、それぞれの視点から語られるので、どうしても前回より1人1人に焦点を絞ることは難しい構成になっています。

前回より登場する人物も多いですしね。

 

ただ、その分、それぞれが戦う意味、自分の立ち位置、進むべき道を考える話になっていて、青春時代を描いた前作より大人な仕上がりとなっていました。

個人的には、今回の方が好みだなあ。

知っている偉人が多数登場するから余計に入りやすいですし。

 

ただ、キャラクターので掘り下げが前回よりしっかりできないせいか、手っ取り早く印象を固めてしまおうと初手から濃いキャラのオンパレード。

出落ちの西郷隆盛はさておき(芸人さんだからねえ)英語とパロディ混ぜすぎておかしなことになっていた大山巌とか、何故か初登場シーンの執務室で踊っていた大久保利通とか。

特に大久保さん。

何故踊った!!

結構アドリブもあって(だと思われるけど)シリアスな話なのに随分笑わせていただきました。

泣けるシーンもあったのに吹き飛ぶ勢い。

役者さんが笑い堪えているところも散見できましたし。

斎藤さんは、そういうアドリブによく巻き込まれていた気がします。

 

コミカルだけでなく、無論シリアスもばっちり。

前回より増えたという殺陣のシーンは、やはり圧巻。

斎藤さんが、西南戦争では土方さんみたいに片手に刀、片手に銃スタイルで戦っていたのが、個人的にはかなり推しポイントでした。

まあ、他の明治政府組もしていた戦法ですが。

土方さんに前回よりずっと複雑な思いを抱えている斎藤さんが、戊辰戦争時の土方さんみたいな戦い方をしているのが、こうね、捻くれた愛情を見た気がしたので。

 

そう、この土方さんと斎藤さんの確執も今回描かれて、最後の最後でようやく斎藤さんの中の収まるべきところに土方さんという存在が収まり、自分自身のこれからを定める場面も最高に良くてですね。

普段は飄々としている斎藤さんですが、西南戦争後に弱さを見せて膝をついたところで蘇る土方さんの言葉。

泣けましたよ、もう本当に。

いいラストでありました。

 

エピソードの順番としては前後しますが、薩摩側の和気藹々さ、西郷隆盛大久保利通の言葉にはしないけど確かに繋がっている友情、そして、中村半次郎と斎藤さんのラストバトル、他にも見所は多数。

ギャグもシリアスも幕末も明治も見事に融合したエンターテインメントに仕上がっています。

 

ちなみに、戦死する人物は史実通りだったかと。

中村半次郎のラストがね、これだけがちょっと不満だけど、後は概ね戦死シーンは満足です。

佐川官兵衛のラストも泣けます。

愛すべき弄られキャラだっただけに、もうね……

 

キャラといえば、個人的には山縣有朋が、もう好みすぎてヤバかったです。

今回は客席から役者さんが登場するシーンが何箇所かあるのですが、自分の席から割と近い位置に気付くと山縣さんが立っていて、変に緊張しました。

もう、本当に好みのビジュアルで震えた……

 

サラサラヘアな土方さんがかっこいいのは言わずもがなだし、斎藤さんもあのニヒルなキャラがたまらないし、前回から続投なら断固容保様推しだし!

(前回よりキャラがますます活き活きしていたのは容保様!)

新選組からは島田魁も瑞々しい好青年といった風の登場で好感が持てました。

「もののふ」シリーズのキャラ造形、好きだなあ。

 

また、今回も挿入歌が神がかっています。

前作のと併せて使われていて、作品に素敵な彩りを添えています。

公式サイト経由でダウンロード販売してるみたいなので、今回も購入しようと思います。

聞いて暫く思い出に浸るぞ。

 

史実的にツッコミがない訳ではないですが(キャラの立ち位置を敢えて変えているものもあるので)新選組なり薩摩なり会津なり、幕末好きなら、史実に沿ってなくても、そんな理屈関係なく楽しめる作品だと思います。

今回もDVD発売もあります。

気になる方は是非。

自分は予約済みです、勿論!

来年の発売が楽しみです!

 

以上、いつも以上に脈絡のない構成の話でした。

(観た直後に勢いで書いたため余計に)

お付き合いに感謝を!